病んだ家族、散乱した室内


 再読なのだけれど、久し振りに読了。


 原則的には家庭を訪問して関わる形でケアを行う人に向けて書かれた本なのだけれど、精神疾患を持った人に向き合う時のポイントのようなものも随所に書かれていて、病棟で働いている人間でも充分参考になる内容。そして、「幸福や不幸といったものは、一概に規定できるものではない」など、きらりと光る名言(?)のようなものまでちりばめられている。読んでいて楽しく、勉強になった1冊だった。